葉酸サプリで得られる効果の妊娠期別まとめ

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葉酸サプリはサプリメントですので、医薬品のようにこれに効果があると言い切ることはできず、効果には個人差があります。

しかし、葉酸サプリは栄養を豊富に含んでいるものが多く、妊娠に直接関わること以外でも、日常で感じる様々な不調を整える効果が期待できます。

妊娠のこの時期にはこんな目的で葉酸サプリを使うと良いと言われていますよ、という主な効果を並べてみました。

 

妊活期∼妊娠前

・PMSの緩和
・貧血の予防・改善
・皮膚や粘膜の健康維持
・神経管閉鎖障害の発症リスクを下げる。

葉酸サプリは妊娠したら飲むものというイメージを持っている方も多いかもしれませんが、人によっては日ごろから上手に使うことで、いつもの辛い症状が緩和される可能性があります。

ビタミンB群を多く含む葉酸サプリは神経伝達物質の生成や、神経細胞の働きを活性化するのでPMSの不快な症状を軽減させることができるかもしれません。

葉酸、ビタミンB12、鉄、ビタミンCと、健康な血液を作るための栄養が揃っているので、貧血の予防・改善に有効です。

またビタミンB群をはじめとするビタミン類やミネラルは、皮膚や粘膜の健康維持に欠かせない栄養素です。葉酸サプリはマルチサプリと言っても良いほど栄養がバランス良く豊富に含まれているので、風邪をひきやすい方に

葉酸サプリを使用するメインの目的と言っても良いものに、先天性の成長障害である神経管閉鎖障害の発症リスクを下げる効果があります。

これは厚生労働省が勧告していることなので、サプリメントとは言え効果があると言って良いもの。ポイントは妊娠の少なくとも一か月から400㎍の葉酸を摂取することです。

 

妊娠初期

・貧血の予防・改善
・神経管閉鎖障害の発症リスク軽減
・つわりの軽減

神経管閉鎖障害の発症リスクを軽減させるためには、妊娠の一か月前から、妊娠4か月程度までの期間、一日400㎍の葉酸を摂取することとなっています。

妊娠初期は葉酸をはじめとする多くの栄養をしっかり取らなければなりませんが、同時につわりが重くなりがちな時期でもありますから、サプリメントはとても心強いサポーターとなります。

食事が思ったように取れないときの栄養補給という意味ではもちろんですが、ビタミンB
群の働きで、つわりの辛い症状自体を軽減する効果が期待できます。

 

妊娠中期

・妊娠時高血圧症候群の動脈硬化リスクを下げる
・貧血の予防

妊娠中期からは鉄の需要量が増え、一日に15㎎ほどの付加量を設けるべきだと言われています。これを食事で摂るのは難しいですし、食べ過ぎるのはいけませんから、鉄を多く含む葉酸サプリを選ぶことで、鉄の補給が効率的にできるでしょう。

妊娠中期はつわりの症状も収まり、それまでと比べると食欲が旺盛になる方もいるでしょう。

妊娠中は栄養不足に気を遣わなければなりませんが、同時に体重の増加量も適切かどうか気を遣う必要があります。

カロリーはもちろんですが、塩分や糖分の摂り過ぎは妊娠時高血圧症候群や、妊娠時糖尿病と言った症状を引き起こすことがあります。

葉酸は動脈硬化の原因となるホモシステインを、メチオニンという必須アミノ酸に再合成するために必要な栄養ですから、動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。

もし、高血圧が少しでも気になるのでしたら、葉酸サプリを使うことでカロリーを下げながら栄養補給ができるだけでなく、動脈硬化のリスクも下げることができる可能性があります。

 

妊娠後期

・貧血の予防
・高カロリー、高たんぱく食に備えた栄養補助

妊娠後期も引き続き鉄の需要が高く、積極的に摂取しなければならない日々が続きます。

またこの時期は、栄養だけでなくエネルギーとたんぱく質の付加量も高まるので、少し意識して高カロリー、高たんぱくな食事を摂る必要があります。

付加するエネルギーの具体的な数字は、妊娠初期では+50kcal、中期では+250kcal、後期では450kcalまで高まり、たんぱく質は初期では0、中期では+10g、後期では+25gとなります。

減らすより増やす方が簡単だと思われるかもしれませんが、健康的にカロリーやたんぱく質の量を増やすことを考えると、それなりに食べるものに気を遣う必要が出てきます。

葉酸サプリを使って上手に栄養を摂りながら、体重管理にも気を付けながら、カロリーとたんぱく質を摂れる食事を取れると良いですね。

 

出産後

・産後うつの症状軽減
・カルシウムの補給

血液中の葉酸値とうつ病との間に関連があることが知られており、産後うつの予防・改善のために葉酸サプリをおすすめするようなweb上の記事が散見されます。

栄養不足が精神を不健全にすることはあるでしょうが、葉酸はうつの薬ではないということを頭に入れた上で、参考にしてはいかがでしょうか。

妊娠中も産後もカルシウムの付加量が定められているわけではありませんが、出産後は妊娠中に比べるとカルシウムの吸収率が下がり、かつ授乳でカルシウムを消耗しますから、それまでよりも意識的なカルシウムの補給が必要です。