初潮が早いと閉経も早いものですか?

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早期閉経のリスク

初潮の開始年齢と閉経する年齢には関係がないと一般的には言われています。

初潮が始まるのは、その子の身体の成長の具合によりますから、早い遅いは単純に個人差になります。

ところが、ある論文では早くに生理が始まった場合には早期閉経のリスクが高まることが報告されています。

自然閉経を迎えた女性51450人を対象にした大規模な研究なので、初潮の年齢と閉経の年齢がまったく関係ないと言うこともできなそうだ、ということが分かります。

どれくらい早くに生理が始まった場合に早期閉経のリスクが上がったかと言うと、11歳以下でした。

12歳以上で初潮を迎えた人に比べ、11歳以下で初潮を迎えた人は、通常の約1,8倍早期閉経のリスクが高かったことが明らかになっています。

10歳未満で初潮が訪れることを早発月経と呼びますが、このような極端な例の場合、早期閉経のリスクも上がる可能性があります。

初潮と閉経の年齢には相関があるけど参考程度に

初潮と閉経の年齢に相関はあるのですが、やはり初潮と閉経の年齢の関係はあまりないと考える方が、日常の、一般的な解釈としては適っていると思います。

年齢的な相関が無いのではなく、成長と共に訪れる初潮に対し、閉経は積み上げてきた生活習慣による影響も比較的受けやすいので、自然に身を任せるしかないと一概には言えないという点が難しいところですよね。

年齢との相関はあるようだ、ということは分かるけれど、単純に「周りの子よりも自分は初潮が早かった、だから閉経も早いに違いない」と考えるのは間違っている、ということ。

初潮の年齢だけで閉経が早いと決めつけず、リスクが高いことを自覚して、早めに子どもを生むにはどうしたら良いか、閉経をできるだけ遅くするにはどんなことに気を付ければ良いかを考えた方が良いでしょう。

ちなみに、同研究では、出産経験のない女性は出産経験のある女性に比べ早期閉経のリスクが1,32倍高かったと示されています。

初潮年齢は早く、出産経験がない女性は2,16倍。

このように、子どもを生んだかどうか、何人生んだかどうかでも早期閉経のリスクは変わるので、年齢との相関は参考程度に捉えておいた方が良さそうです。

閉経を遅らせる方法なんてあるの?

早期閉経の原因としては遺伝的な要因や卵巣の手術、自己免疫機能の低下などがあげられますが、遺伝以外の原因を生み出す要因として、生活習慣が挙げられるはずです。

具体的には、喫煙の習慣や過度なストレス、疲労により血流の低下が起こったり、生殖機能に関わる病気になってしまったりする可能性があるので、それを避けることです。

できるだけ健康的に暮らすこと、身体の不調や病気などは早くに診てもらい、早くに解決すること。

早期閉経もある程度自然なことで、卵巣の予備能(あとどれくらい排卵できるか)も個人差によって決まっている部分が大きいのですが、だからといってそういうものだと受け入れることでもありません。

健康に気を使いながら、妊活を行う上でも重要なことです。