不妊の検査について教えてください

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女性の不妊の原因は多岐に渡ります。不妊因子には例えばこんなものがあります。5つほどに分けて簡単にご説明します。

①ホルモンの分泌異常が不妊に関わる内分泌因子、伴って排卵因子。

ホルモンの分泌が正常に行われなければ月経や排卵が正常に行われないこともあるため、不妊の原因となることがある。

②着床の妨げとなる子宮因子

例えば子宮筋腫や子宮の奇形などが原因で不妊となることがある。

③精子や受精卵の輸送が妨げられる卵管因子

卵管の狭窄や閉塞、他臓器などとの癒着により、精子や受精卵の輸送が行われないことが不妊の原因になることがある。

④精子の通過がうまくいかない頸管因子

頸管粘液の分泌不足や、頸管の狭窄によって精子が子宮までたどり着けないことが原因で不妊となることがある。

⑤免疫異常により精子の運動や侵入が阻害される免疫因子

精子に対する抗体を持っているせいで精子の侵入や運動が妨げられ不妊となることがある。

不妊検査の方法と費用

ここに挙げたものも大まかなものに過ぎませんが、一口に不妊と言ってもこれほど多岐に渡る因子の可能性を検証していかなければなりません。疑われる因子が多い分、検査しなければならない項目も多くなってしまいます。

女性の場合、不妊の原因となりえる要素が男性よりも多く複雑ですので、網羅的なスクリーニング検査によって不妊因子を絞り込み、特定する必要があります。こういうときにはやはり、基礎体温の記録があると検査をスムーズに進める助けになるかもしれません。妊活をするのであれば、できれば早い段階で基礎体温を付けて記録しておくことをおすすめします

他には、内分泌異常を察知するためのホルモン検査や、排卵に障害がないか確かめるための超音波検査、卵管の炎症の原因となり得る性病の検査、頸管粘液の検査などがあり、これらは基本の検査となります。

必ずしも不妊に関わるすべての検査を事細かにする必要はないかもしれませんが、以上のような基本的な内診や血液検査などは行うことになりますし、複数回に渡って検査をするので、精神的に憂鬱な気分になってしまう人もいるかもしれません。

検査の費用は、基本的な検査に1万円弱、その後、病院やそれぞれの内容によりますが一回あたりの通院で数千円から1万円程度だと思っておくと良いでしょう。いずれにせよ、それなりの出費になりそうですね。

不妊検査と不妊治療の覚悟

不妊の疑いがある場合は原因が分かればまだ良いかもしれませんが、一向に分からないまま、とにかく妊娠は成立しないとか、複数の因子が重なっているという場合、試行錯誤を繰り返しながら、不妊治療を行うことになります。時間が経つにつれて、大変辛い気持ちになるでしょう。

不妊治療の前段階となる不妊検査ですが、根気と精神力を要するものとなります。

かかりつけの医師との相性や、通院にかかる経済や時間的なコストなども、検査をスムーズに進めるためには重要な要素となりますので、知れば知るほど覚悟がいる検査となります。ただ、妊娠を望むのであれば何より不妊の原因を早くから把握し、対策を取っていくことも大事です

決して、「まずは気軽に検査を」と言えることではありませんが、一方であまり深く考えずにとりあえず検査に行く、医師に話しを聞いてみる、基礎体温を付けてみるといった、できる行動を取るということも大事になります。

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