基礎体温を付けているのですがグラフがおかしい気がします

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基礎体温を付けていると、身体の不調や病気の兆候を知るきっかけになり、排卵は正常に行われているかを確かめることができ、妊娠を早くに察知できるなど、様々なことが分かります。

正常な基礎体温のグラフは、排卵を境に低温期と高温期のキレイな二相を表し、それが一定のリズムで繰り返されます。正常表れるはずのグラフの形と違えば、身体に何らかの変化が起きていると考えることができます。

高温期が続くなら妊娠の可能性があると見当を付けられますし、妊娠の可能性はないが高温期が長引いているというような状況で病気を疑うのであれば、黄体依存症の可能性などが考えられます。反対に低体温が続く、高温期にならないという場合は、稀発月経や多嚢胞性卵胞症候群などを疑うことができ、何等かの排卵障害がある可能性があります

このように、基礎体温を記録することで体調の変化や病気の有無を察知することができますが、一般の方でグラフがおかしい気がするという状態なのであれば、病気の有無を疑うより先に基礎体温の付け方に問題はないかを確認しましょう。

特にはじめの方はまだ狭い範囲でしかグラフが見られていないため、ガタガタと体温の変動が激しく見えますし、単純に検査し慣れていないせいでグラフが安定していないのかもしれません。

心配ならばすぐに病院へ行くか、体調に異常がないのであれば少し検査を続けてから医師に相談すると良いでしょう。くれぐれも自己判断はせず、基本的にはまず計測の仕方や自分の体調を冷静に観察、そして専門家に相談という手順で考えるようにしましょう

測り方に問題はないかチェック

基礎体温を付けるときに大切なのは、なにより安静状態を保ったままチェックすることです。基礎体温計は普通の体温計と違い、小数点第2位まで測定して微妙な体温の変化を記録するので、起き上がってしまったりしたあとに計っても正確な測定結果は表れない可能性があります

必ず朝目覚めたときの、活動する前の状態で計測するようにしましょう。次にチェックしたいのは睡眠時間です。

毎朝同じ時間に測定するのが基礎体温を測るときの基本ですが、同じくらい、毎日の睡眠のリズムが正しいことが重要になります。寝る時間まで毎日キッチリ同じでなければならないということではありませんが、ある程度の睡眠時間(最低でも4時間以上)は確保する、という意識が大事です。

さらに細かい部分でも気を付けなければならないことがあります。舌下の測定箇所は安定しているか、途中で口を開いていないかどうかを確認してください。基礎体温計は微妙な体温の変化を測定しますので、身体を安静に保つことと同時に、体温計の位置もしっかりキープすることが大事です。口の中で動かしてしまったり、口を開けてしまったりすることで、正確な体温が測れない可能性があります

女性の身体は毎月大きな変化をしています

女性の身体は大きく、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期、という風にめまぐるしく変化していきます。これに伴ってホルモンバランスが変動し、その影響が体調や精神に表れることも珍しくありません。女性の身体は一月の間に起る変化が大きく、男性よりも不安定と言って良いものでしょう。

低温期と高温期で0,3∼0,5度くらいの差があれば正常だと言われますが、いつも必ずこの間に収まらなければ異常だと考えることはありませんし、部屋の気温の変化やちょっとした風邪など、基礎体温を乱れさせる原因はいくつも考えられます

よく、基礎体温をつけると排卵の時期が分かるようになると言われますが、基礎体温を性格に測れるかどうかという問題もありますし、そもそも乱れやすいものですから、実際に基礎体温だけで排卵時期を確定するのは難しいものです。

このように、基礎体温は記録しておくとおおいに参考にはなりますが、必ずしも身体で起こっていることが明らかになるというものではないのです。基本的なリズムや曲線を把握しておくことは重要ですが、その通りでなければすぐに異常と判断するのは精神衛生上良くありません。

とはいえ、やはり身体の変化を察知しやすくなりますし、診察の際に基礎体温のデータがあればとても役に立つはずですから、異常を自分で判断するためではなく、参考として、もしくは相談のためのデータとして基礎体温は記録しておくことをおすすめします

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