セックスレスで赤ちゃんができない場合も高度生殖医療が受けられますか?

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セックスレスが原因で高度生殖医療を検討するというご夫婦は意外に多いのかもしれません。

結論から言えば、例えセックスレスが原因だとしても、医師と相談の上で高度生殖医療を受けることになる可能性はあるでしょう。

ただし、日本産科婦人科学会による「体外受精・胚移植に関する見解」では、「本法は、これ以外の治療によっては妊娠の可能性がないか極めて低いと判断されるもの(後略)」と記されています。つまり、高度生殖医療は基本的に、第一に選択される方法ではないことに注意しましょう。

また、もしかしたら自然なセックス以外の、病院で妊娠のための処置を行うことがすべて高度生殖医療だと考えている方もいるのではないでしょうか。いわゆる不妊治療の中で、人の手を介入して生殖行為を行う方法には段階があります。

タイミング法や人工授精と言った「一般不妊治療」を経て、体外受精、顕微授精、胚凍結、胚移植と言った「高度生殖医療」にステップアップするのが普通です。

今はもしかしたら、まだ本格的に不妊検査を行っているわけではなく、気づけばセックスの回数が減り、今ではセックスレスと言って良い頻度になっている、もうセックス無しで良いから子どもが欲しい、と考えているところなのではないでしょうか。

セックスレスが不妊の一番の原因だと感じるのなら、タイミング法は難しいとしてもまずは人工授精が第一の処置となるので、体外受精や顕微授精といった処置を指す高度生殖医療を目指すのは少し先のことになりそうです

時間が許すなら生殖医療は順番に

セックスレスのご夫婦の場合、人工授精も本当に必要な処置なのでしょうか。

セックスレスの原因として考えられるのは、例えばEDが考えられます。よってこの場合、人工授精を検討はしつつも、まずはEDを治す不妊医療の処置を取るということになるのではないでしょうか。

男性側の治療する意志が必要になりますが、人工授精となるといずれにせよ男性の協力が必要です。しかし状況によっては自慰行為の方法の見直しや禁欲、栄養管理などにより改善できることもあるはずですから、自宅で改善がはかれる可能性があります

忙しくてセックス時間が取れないというのであれば、お仕事の仕方を見直すこと、仕事によるストレスの改善を考えること、ゆっくり休みをとって旅行に行くと言った方法がまず取られるのが普通なのではないでしょうか。

仮に人工授精を行うならば一度の処置につき1万円から2万円ほどかかるのが相場ですから、その分を旅行に使った方が良いという考え方もあるでしょう。

治療や生活スタイルの改善が難しいのであればやはり人工授精に踏み切るということになるかもしれません。重度のEDでセックスができない、射精障害があるという場合、もちろん人工授精の対象になります。

まずは基本的な不妊検査を

女性側にセックスができない原因を持つ方もいらっしゃるでしょう。

セックスが怖い、性交痛があるなど、セックスに対して何らかの抵抗感がある場合、セックスレスにもなると思いますし、その抵抗感と子どもが欲しい気持ちは別物なので、生殖医療を受けることはおかしなことではありません。

ただし、不妊治療にはお金がかかります。高度生殖医療ともなれば莫大なお金がかかり、なおかつ確実に妊娠できるとは限りません

性交痛などがあるならなおさら、検査をうけるべきだと思いますし、セックスを行う上で精神に何らかの障害があるのなら、専門の医師に相談すべきだと思います。もし時間的な余裕がまだあるのでしたら、まずはごく基本的な不妊のスクリーニングテストから始めてみてはいかがでしょうか。

セックスレスが原因だと思っているのであれば、セックスさえあれば妊娠は可能だと考えている状態だと思います。仮にセックスレスじゃなくなったとして、果たして本当に順調に妊娠できるかどうかは分かりません。

妊娠を計画するのでしたら、どんな治療法を取るかは置いておいて、障害となることはないかを確認しておいて損はないと思います。

高度な処置を要する不妊治療を考える前に、あまりお金をかけずに済む方法や、先を見越して根本的な解決ができる方法を試してみてはいかがでしょうか

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